「就活の先行きが不安だけど、TOEIC受けた方がいいかなぁ?」
「TOEIC550点しかないけど、就活に使えるかなぁ?」
TOEICの勉強をしようかどうか迷っている、TOEICを受けようか迷っている大学生の皆さん、TOEICは受けておいて損がありません!
できれば、就活前に600点以上を取っておきましょう。
就活はTOEICのスコアだけで勝ち取れるものではありません。
けれども、高いスコアを持つことは「英語力」だけではなく「努力の証」にもなるのです。
同じような学生が並んだ時に採用担当者が欲しいのは「粘り強くがんばって、結果を出せる人」です。
TOEICのスコアを持つことは採用担当者に「こんな人がわが社に欲しい」と思えるポイントを与える
ことになるのです。
TOEICのスコアを持っているのは在学中・就活・就職後にも大きなメリットがあります。
そんなこと言われても今までTOEICの勉強したことないよ~
大丈夫!!3ヵ月必死こいて勉強したらTOEICは100点UPはできるよ!
3ヵ月~6ヵ月あればTOEICのスコアは現在のスコア+100~200点を目指すことができます。
それが可能なのも、まとまった時間を取れる大学生だけです(`・ω・´)
この記事では大学生の皆さんが在学中にTOEIC受験するメリットと、就職活動までに持っておきたいスコアを紹介します。
この記事を書いている私は、TOEICスクールで過去100人以上の学習者にカウンセリングと個別指導を行い、多くの生徒をハイスコア取得に導いてきた経験があります。
大学生の受講生の中にはハイスコアを取り、大手航空会社や有名企業への就職を決めた人もいました(私自身はTOEIC915持っています)
TOEICは短期集中で対策のできるテストなので、大学生の皆さんには在学中にぜひハイスコアを狙って、将来への切り札を1枚増やして欲しいです。
大学生がTOEICを受けた方が良い5つのメリット
- 就活でライバル達に差を付けられる!
- 団体受験制度が使える場合が多い(割安料金で受験できる!)
- 大学によっては「奨励金」がもらえたり単位認定がされる
- 在学中にTOEIC対策の学習時間を取りやすい
- 自分に自信がつく
大学の在学中にTOEICを受けておくのはメリットだらけです(笑)
デメリットといえば「受験料がかかる」ことくらいでしょう。
受験料に関しても、大学の団体受験(IPテスト)を利用すれば公開テストより2,000円以上割引で受験をすることができるのでやっぱりメリットですよね。
ここからは具体的に、大学生の皆さんがTOEICで良いスコアを持つことのメリットをお伝えします。
就活でライバル達に差を付けられる!
インターンの選考もTOEICスコアを持ってたら有利になるんだ!
数多くの就活生が殺到する企業に応募する中で周りとの差を付けたいのは当然ですよね。
学業やサークル、アルバイトの経験や実績を書くのはもちろんTOEICのスコアも書けるようにしましょう。
TOEICを重視する企業は、企業全体の半数程度ではありますが就活開始前の取り組みとして重視されている「インターン」の選考でもTOEICのスコアを重視する傾向にあります。
英語力がいらない職場であってもTOEICのスコアを持っていることは「粘り強くがんばる力」「継続力」をアピールする大きな材料になるためスコアを取っておいて損は絶対にありません。
就活が始まるまでに「TOEIC」という武器を手に入れて内定を勝ち取りましょう。
団体受験制度が使える場合が多い(割安料金で受験できる!)
大学生ならIP受験も活用できるからテストを受けるチャンスも多いよ!ラッキーだね
TOEICには「公開テスト」と「IPテスト」の2種類があります。
- 公開テスト・・個人で申し込み受験する (結果:約4週間後)/ 7,810円
- IPテスト・・大学の団体に申し込み受験する (結果:約5営業日後) / 4,230円
大学によってはこの団体受験「IPテスト」を行っているところが数多くあります。
IPテストは公開テストと試験形式も難易度も変わりません。
公開テストであれば7,810円(税込)かかる試験料もIPテストなら4,230円(税込)と格安で受けることができます。
公開テストであれば、テスト結果が届くのは受験日から約4週間後ですがIPテストなら約5営業日後に結果を受け取ることができます。
IPテストの場合は「スコアレポート」という形で結果が来るのに対して公開テストであれば「公式認定証」が送られてきます。
【注意】
就職活動の際に、ほとんどの企業で「IPテスト」でのスコアをTOEICスコアとして認めてくれますが、企業によっては「公式認定証」を求めてくる可能性もあります。
心配な人は履歴書にTOEICスコアを書く際には「IPテスト」ということを明記しておくと良いかもしれません。
大学によっては「奨励金」がもらえたり単位認定がされる
大学によっては、TOEICのスコアを持っていることで「奨励金」というお金がもらえたり、単位認定をしてもらうことができます。
奨励金は、国や団体から交付される補助金で、返さなくていいお金なんだよ!
TOEICの奨励金を設けている大学の場合は、TOEICのスコアやスコアアップの上がり幅(2度目の場合)に応じてお金が支給されます。
返済はもちろん不要です。
例)明治学院大学 法学部(2019年度)
650点・・5,000円
700点・・10,000円
750点・・15,000円
800点・・20,000円
850点以上・・30,000円
(※対象は公開テストのみ)
ハイスコアを取ったらお金がたくさんもらえるのね!
スコアに応じてもらえるお金が増えるのであればモチベーションも上がりますよね。
また、大学によってはTOEICのスコアに応じて「単位認定」がされる場合もあります。
学部やスコアによって2~8単位程度与えられます。
自分の大学が単位認定制度を取っているかどうかについてはwebサイトで確認してみてくださいね。
社会人になってからも「資格手当」が出ることも
会社によってはTOEICのスコアを持つことを奨励している場合もあり、その場合ではTOEICのスコアを持っていることで「資格手当」と呼ばれるお金をもらうこともできます。
TOEICのスコアを持っておくことは在学中にも、就活にも就職後にも使えるということが分かりますね。
在学中にTOEIC対策の学習時間を取りやすい
TOEICの勉強は社会人になってから始める人も数多くいます。
なぜかというと、TOEICのスコアは社内の昇進や転職の際にも使えるからです。
けれど、効率良くTOEICのスコアを上げるためには在学中に勉強をするのが一番です。
なぜならTOEICのスコアを上げるためにはまとまった学習時間が必要だからです。
社会人になっちゃうと、勉強時間が取りにくいからTOEICの勉強は大変なんだ・・
TOEICで100点を上げるためには200~300時間必要
短期集中なら2~3ヵ月で100点アップもムリじゃない!
一般的にTOEICで100点のスコアアップを目指す場合は200~300時間が必要と言われています。
社会人であれば平日に数時間もTOEICのために費やすことはできません。
大学生であれば、1日3時間の勉強ができるので3ヵ月で100点アップを目指すことができるのです。
100点アップまでの目安時間
- 毎日コンスタントに3時間勉強できる人→約3ヵ月
- 平日3時間、土日は5時間勉強できる人→約2ヵ月
- 平日2時間、土日は3時間勉強ができる人→約4ヵ月
「1日5時間とかキツイな」と思うかもしれませんが短期集中で勉強をする方が効率は良いので、本当におススメです。
私が働いていたTOEICのスクールでは生徒さんは(自習も含め)1日6~8時間ほどTOEICの勉強をしていました。
2、3ヵ月で100~300点以上スコアアップをする生徒さんが数多くいましたが、集中して学習して結果を出している様子から「学習時間をしっかりと取ることの大切さ」を実感しました。
もちろん『学習内容』が大切なのは言うまでもありませんが(^▽^)
自分に自信がつく
TOEICでハイスコアを取るためには時間をかけて集中的に勉強をする必要があります。
続けて勉強をしていくと、スコアがどんどん上がっていき英語の理解度が上がるのを実感することができます。
「がんばれば目標を達成させられる」ということが分かると、自信に繋がります。
努力した結果、スコアが伸びたら本当にウレシイ!
800点以上のスコアを取れると、就活に有利になるだけではなく周りからの評価も一気に上がることがあります。
自分に自信もつくので、努力をして取る価値はあると言えるでしょう。
大学生のTOEIC平均点は何点?就職に使えるのは何点から?
周りの人のスコアって気になるけど聞きにくいですよね。
ここで、大学生の平均点と就職に使えるスコアを見ていきましょう。
大学生のTOEIC平均スコアは574点(2019年度)
TOEICでは公開テストのスコアとIPテストのスコアを開示しています。
2019年度の大学生の公開テストの平均スコアは「574 (L315/R259)」です。
団体受験の IPテストの平均スコアは455 (L256/R199)」となっています。
IPスコアの平均は学年によってかなり違いがあります。
IPスコアの平均(2019年度)
大学1回生:438(L244/R194)
大学2回生:452(L257/R195)
大学3回生:490(L278/R212)
大学4回生:520(L292/R228)
IPテストは団体で受験するため、自分から申し込んでテストを受ける公開受験よりも平均スコアが大きく下回ることが分かります。
2020年は在宅にいる時間が長かったこともあり、大学生の平均スコアも例年より上がっている可能性が高いです。
2020年12月のTOEICテストの全体の平均点はなんと621点!勉強時間が増えてるんだね
履歴書に書いてもいいTOEICスコアは580点から
2019年の「社員・職員に期待するTOEIC Programの平均スコア」の統計によると新入社員に期待されるスコアは「535点」です。
535点以上であれば履歴書に書いてもいいように見えますが
2019年度の大学生の公開テストの平均点は574点です。
そのため、履歴書に書く場合は580点以上からにした方が良いでしょう。
600点以上であれば、平均スコアを上回るので、周りの志願者に差をつけることができますね。
【参考サイト:英語活用実態調査2019(企業・団体) (iibc-global.org)】
就職先によって求められるスコアは違う
あなたが一般企業に応募する場合は、TOEICでハイスコアは求めらることはないでしょう。
けれども、外資系企業や総合商社を目指す場合はTOEICのスコアはある意味「MUST」と言えるでしょう。
☆一般企業であれば600点以上を目指そう
前述の『英語活用実態調査(2019)』によると「新入社員に期待するTOEIC® Listening &Readingスコア」は425~645点です。
600点以上を取っておけば、履歴書で落とされることはないでしょう。
実際にアメリカ・ブラジルでの駐在経験者の方によると、600点以上のスコアがあると海外駐在のチャンスがあるということです。
(アメリカ駐在希望なら700点以上)
将来、海外で働きたいと思っている人は最低でも600点以上を目指しましょう。
【熱盛解説】海外駐在・赴任に必要なのはTOEICのスコアではない! – 駐在王ブログ (kimaguriman.blog)
☆外資系・総合商社を目指すなら800点は欲しい
外資系企業や総合商社、大手企業の海外部門での仕事を希望する場合は、800点以上は取っておきたいところです。
「海外部門に期待するTOEIC® Listening &Readingスコア」は570-810点です。
850点以上を取っておくと、激戦の中でもライバルに差を付けることができます。
TOEICは就活に絶対必要ではない・・だけどスコアを持っておくといい理由
「TOEIC750点」英語は使わない職場だけど、、履歴書に書いておこう
この学生は計画を立てて努力し、結果を出せる人物だな(採用担当者)
ここまで、就活に有利なTOEICスコアについて伝えましたが、「TOEICは絶対に必要なわけ」ではありません。
企業や職種によっては、入社してからも英語を使わない場合があります。
それでも「TOEICを取っておいた方が良いよ」というのは「スコア=努力」として評価してもらえることが多いからです。
TOEICのスコアを上げるのが大変であるということは多くの人事担当者も十分に分かっています。
そのため、TOEICのスコアを持っているということは「時間をかけて目標に対してがんばれる」「継続して1つのことに取り組める」という印象を与えることができるのです。
スコアを持つことは、あくまでも努力の結果の1つではありますが数値として努力がハッキリと表れるので、面接の際にも有利に働くのです。
今からでも間に合う?TOEICは短期集中で対策OK!
TOEICが必要なことは分かった。でも、今からでも間に合うのかな?
コロナの状況下ではスクールにも通えないけど、対策はどうしよう
そんな風に思っている人、安心してください。
正しい学習方法で、3~6ヵ月集中して学習を行えば現在のスコアより100~200点アップは確実に狙うことができます。
TOEICは3~6ヵ月の集中学習でスコアアップ確実!
TOEICの学習は短期集中に向いています。
まずは「いつまでに何点を取るのか」という具体的な目標を立てることから始めましょう。
3ヵ月で100点アップという目標であれば、無理なく達成することができます(^▽^)
1ヵ月で300点アップとか、高すぎる目標は立てないで!
アプリでTOEICの対策をしようと思っている人におススメなのがスタディサプリの『TOEIC対策コース』です。全パートの対策をアプリだけでしっかりと行うことができます。
ハイスコアを目指す人は別売りのテキストを併用することを心からお勧めします。
自分に合った学習方法を見つけよう
コロナウィルスの影響がまだまだ深刻な現状、通学型のスクールでTOEICの対策を受けることは難しいでしょう。
自宅でTOEIC対策をする方法はたくさんあります。
自分の学習スタイルや性格によって「効率良くスコアを上げる方法」は変わってきます。
まずは自分の実力を知ろう
今までにTOEICの学習をしたことのない人は、何よりも自分の実力を知るためにTOEICを受けることをおススメします。
公式テストを受けるのが一番おススメではありますが「手っ取り早く実力を知りたい」という人はオンラインで受けられるTOEIC模試を受けて、自分の実力を把握しましょう。
無料で模試を受けられるおススメのサイトは、オンライン学習サービス「Eサラダ」のミニ模試です
TOEIC実力診断ミニテスト模擬テスト無料受験! (e-salad.jp)
メールアドレスを入力して、無料登録をする必要はありますが30分でTOEICの4分の1のボリュームの模試を2回受験することができます。
受験後、すぐに結果を見ることができる上に、アドバイスを受けることもできるので、自分の課題を発見するのに役立ちます。
本番同様の問題形式で自宅で実力判定をしたい人には断然公式問題集を使ったスコア診断がおススメです。
本番と同じように2時間かけてマークシートで問題を解いてみましょう。
TOEIC未受験の人はまずは600点を目標にしよう
TOEIC学習未経験の人は目標設定として「履歴書にかけるスコア=600点」を目指してみましょう。
TOEICの対策は方法を間違えなければ、かけた時間に比例してスコアが上がっていきます。
600点以上を取った人は、700点,800点と少しずつ目標スコアを上げていきましょう。
まとめ
コロナウィルスの影響で大学も通学が困難になったり、アルバイトも続けられない学生が増えています。
将来への不安でいっぱいの学生もいるかと思いますが、時間がある時は自己投資へのチャンスです。
家にいる時間を上手に活用して、自分に合ったやり方でTOEICの対策を行い、半年後のテストでは今より200点アップを目指しましょう!
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